時は過ぎ・・・・


活動再開後







俺達のこれからのスケジュールの調整と打ち合わせで事務所へ来ていた



仕事の打ち合わせを終えて 

遅めの昼食を・・と思い、ふらっと事務所近くの喫茶店に入る


店の中は 中途半端な時間でもあり閑散としていた

注文の品が来るまでの間 

電子手帳へさっき打ち合わせの内容を打ち込んでいく



「いらっしゃいませ」



店員の声に思わず反応してしまい 顔をあげ入り口を見てハッとする

ちょうど適当な席を探すために 辺りを見回している見知った女性

その女性はこちらに目を向けると 気が付いた様子で軽く会釈をし

俺も返すように頭を下げた




「席・・・ご一緒してもいいですか?」

「あ?あぁ 別に構いませんよ。ささ、どうぞ」

「ありがとうございます」

テーブルの上に置いていた資料をまとめて隅によけ

彼女のスペースを作る


「すみません。お仕事中でしたよね?」

「いや、打ち合わせしていた内容を手帳に入れていただけだから・・」



それからしばらく無言が続き 先に自分が注文していたものが運ばれる



「どうぞ、気にしないで先食べてください」

「じゃ、お言葉に甘えて。すんませんね」

「いえいえ」



運ばれたサンドウィッチを頬張り 

ひとまず自分自身の動揺を見せまいと

飲み込むと同時に意味もない衝動を飲み込む



「そういや さんは待ち合わせしてるんすか?」


思い出したように彼女に問いかけると


「えぇ、ちょっと前に打ち合わせ終わったからって電話がきて。

私も近くで用事済ませていたから じゃあここでって」

「あぁ、だからか。さっき北山が電話してたの・・・」


打ち合わせが終わると 

廊下に出て電話をしていた北山の後姿を見かけた



そうか、さっきの電話はさんだったのね




つーか、あれ?電話終わったらすぐに事務所出てなかったか?



思案顔でいると 



「どうかしました?」

「あ、いや。何でもないっすよ」


ま、いいか・・・と、その時は何も気にせず食事を続けた