携帯のアラームで目が覚める

あのまま眠ってしまったらしい




そういえば今日は花屋に行く日だっけ・・・

昨日借りたCD返さなくちゃ

適当な紙にタイトルとアーティストの名前を書き留め

手提げ袋にしまうと 朝食の手伝いにキッチンへ




「埜絵瑠、今日 花買いに行くんでしょ。

テーブルに置いてあるから先に食べちゃいなさい」


「あれ、お母さんもう出かけるの?」

「婦人会の集まり。もう優の分も出来てるから」

「ありがと。食べてから起こすよ」

支度が終わると 母親は近所の集会所へ出かけ

食べ終えた食器を片付けてから 優を起こしに

再び 2階へ上がる




  コンコン



「優ー、起きて」


ドアの向こうからは何の応答もない

もう、しょうがないなぁ

再び、今度は強めにドアをノックする

ドンドンドン!!

「ほぉら!優 おーきーろ!!」

『う・・ん・・・・』

それでも起きないのね

ドアを開け ベッドに近づいても起きる気配が全くない

「ほぉ、起きないんだ・・・・・。じゃーこうだ!!」

ガバッ!!

毛布を一気に剥ぎ取り 窓を開けてまだ肌寒い外気を部屋に入れる

「うわ!?ちょっ・・・姉貴!!たんま たんま」

「何が『たんま』よ(呆)、早く食べて店開けるわよ」

それだけ言い残し キッチンに行きミルクを暖めなおす

間に慌てて下りてくる階段の音


「ちゃんと目覚ましセットしておけばいいのに」

苦笑いしながら マグカップに暖めなおしたミルクを注ぎ

朝食と共にテーブルに置く 

さ、時間ないし出かける準備しないと。


「あれ 姉貴は飯食ったん?」

「とーっくに食べたわよ。私ちょっと 北山さんトコ行って来るね」

「なんで?デートでもすんの?」

一瞬  血が頭に上がった。 気がする。

思わず優の頭を
 
・・・・パコ!・・・

「いてっ あにすんだよ」

「これ、アルバム借りてたから返しに行きがてら店に飾る花買ってくるのよ。

そうだ優、店の前の掃除ヨロシクネv」

「うわ まじでぇ!?」

「ほら 早く食べないと店開けるまで15分前だよ。それじゃ」


そうそう。私も急がないとお父さんが仕入れてきた商品の検品遅れちゃう。