夢を見た
何年も前へと時は戻されていて 私は高校3年生になっていた
台風まもなくこの地域に上陸なのに
普通に学校に登校し 普通に授業を受けていた
放課後、早く帰ればいいのに友達と廊下で談笑しているという
まず日常なら ないであろう状況
「?」
ふと 階段の方から私の名前を呼ぶ声がした
声がする方に振り返ると
−−−−−−−−−−驚いた−−−−−−−−−−
驚きすぎて声にならなかった
「久しぶり 元気だった?」
向こうも少し驚いた様子で こっちに向かいながら話しかけてきた
「せ・・・センセ?なんでここに」
「あぁ、会議でね。丁度ここの学校であったもんだから。
だけど 凄い台風じゃない?(笑)中止しようかって話も
あったんだけど 先生達も時間が取れないからちょっと無理して
集まったんだよ・・・って?!」
卒業してからというもの 地元の中学に一度も足を運ぶこともないまま
3年目を過ぎようとしていた
懐かしくもあり 大好きだった先生
一度 学校へ行ってしまうと毎日通ってしまう・・・・
自分でもよく分かっていたから余計
逆に行かないことで気持ちに歯止めをかけていた
久しぶりに会った先生はほとんど変わらず
嬉しさで抱きついてしまった
「うん、元気だったよ。本当にビックリした」
「しっかし 凄い台風だけど、帰れるのか?」
確かに、もの凄い風で窓がカタカタ音を立てている
今にも壊れるんじゃないかこれ?(汗)
ちょっと苦笑気味に
「そうなんだよねぇ。今 待とうか帰ろうか話してたんだ」
そう話をしていると 近くの職員室から先生を呼ぶ教頭先生。
「あ・・・行かなきゃ。お前 ちょっと待てるか?」
「大丈夫だよ、何で?」
「もうちょっとかかるけど 会議終わったら送っていくよ」
「ホントに?!ありがとぉーー(涙)じゃあ 3−3の教室で待ってる」
「分かった。後でな」
きっとこんな台風じゃ電車も止まってるだろうし
お母さんも怖くて車出してくれないと半ば諦めて、台風が落ち着くまで
駅近くの喫茶店で1人 時間でも潰そうかと思っていたところだった
「ねね 。誰?あの人ー」
突然の事で2人のやり取りを呆然と見ていた友達のが
気を取り直すと 私に声を掛けた
「中学校の時に仲良かった先生なんだ。ずっと好きだったけど競争率高いから
全然告白できなくて そのまま卒業しちゃったの。
もうそれから全然会ってなかったからすっごい嬉しい(笑)」
「へぇ〜そうなんだ良かったじゃん」
ニヤニヤしながら言うに 笑顔で頷いた

