


試合当日の 日曜日
「酒井 悪い。ちょっと出掛ける前にさ、酒井の近所にある路地販売で野菜
買ってきてくれない?」
黒ぽんから 昨日の夜、帰り間際に頼まれたんで
ジャガイモとネギを車に積み込み 店へと急ぐ
「おはよーっす」
「おはよう。悪いね、用事あったのに頼んじゃって」
「なんの なんの。これくらいお安い御用よ」
「今日の夜は来れるんだよね?」
「あぁ、北山の家に寄ってから一緒に来ようと思ってるけど」
そんな話をしてると 深羽達がご飯作りにやってきた
「ユージさん おはよう!」
「おう!おはようさん、皆さんお揃いで。俺の分まで応援してきて頂戴な(笑)」
「了解(笑)」
深羽と軽く挨拶していると 後ろから「あ!」という声が
「どしたの、小夜?」
沙羅ちゃんが声を掛けて気が付いた
「この間の。そうか 沙羅ちゃんと友達だったんだね」
「はい^^この間は本当にありがとうございました」
「いやいや もういいって。そうか、同級生だったか」
「えーっと 事情がいまひとつ飲み込めないんだけど(汗)」
沙羅ちゃんが そう言うとこの間の話を彼女はし始めた
「おっと 車、そのまま路肩に置きっぱなしだからこれで失礼するよ」
「ありがとね、来る前に店に連絡してくれるかな?また買い物頼むかもしれないから」
「あー いいっすよ。それじゃ」
俺はそのまま店をあとにした
自宅PCがここ最近 機嫌が悪かったのでここはひとつ買い替えも踏まえて
大手電気店へ向かう
店に入りパーツを見ながら 色々思考をめぐらせ、
『いっその事、ここで奮発して買っちまおうかな』などと
商品を見つつ あれやこれやと物色
結局 新しくマシンを買ってしまい、店員に手伝ってもらいながら
車に積み込むと 北山の家へと向かった
北山の家の手前に差し掛かるところで 携帯の着信音
むぅ、このまま取っちゃまずいな・・・
適当な場所に 車を止め、着信履歴を見れば北山からだった
とりあえず、着信履歴から北山の家へと掛けなおすと
すぐ電話相手は出てきた
「ユージ 今大丈夫?」
「あぁ、もうちょっとでお前さんとこに着くけど。車でそっち行ってからの方がよくないか?」
「そっか。じゃあさ、俺 駐車場にいるから」
どうも北山の声色が慌てているような様子
「ん?何かあったのかい?」
不安が過ぎる中聞いてみると
「埜絵瑠ちゃんから 電話もらったんだけどヤスが怪我したらしい」