「えっと・・ちゃん、何か手伝う事は・・・」
「ないから CDでも聴いてゆっくりしてて」
「・・・・・」
とびきりの笑顔でそう言ったけど私、か〜なり怒ってたりして
先週の午前中の事
『今日、仕事早く片付きそうだから会わない?』
ちょっと早い休憩中に彼からの嬉しいメール
私も何も用事なかったし・・・
『いいよ。じゃあ、いつものお店で待ってるから後で来る時間入れておいて』
と、返信
私もたまにしか会えない彼に何か美味しい物でも作ってあげようと
メニューをあれこれと、仕事に身が入らぬまま就業時間のベル
オフにしておいた携帯をオンにするとそこには【着信あり】の文字
慌ててメッセージを見ると
『8時には終わるから9時までにはあの店に着くようにするよ』
という文字
すぐに会社を出てあれこれメニューを考えながら歩き
待ち合わせ時間のちょっと前にいつものお店に到着
ま、ちょっとは遅れるだろうと読みかけの本を取り出し
没頭する
それからふっと顔を上げると
時計は11時を回ろうとしていた
「・・・もう閉店時間だよね(汗)」
だけど一体何をしてるんだか
これなくなったなら電話でもなんでもしてくれればいいのに
「ちゃん、お店はクローズにしておくからもう少し待ってれば?」
こころ遣いは嬉しかったけど迷惑はかけられないし
オーナーにはお礼だけ言ってお店を出た
その後も全く連絡ナシ
しょうがなくこちらから電話をしてみたら
「あれ?、どうしたの?」
・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっと待って
薫くんから会おうって言ったわよね(汗)
引きつりながら
「今日さ、会おうって言ったの覚えてる?」
「あ!!!!!ご・・ごめんっっ。すっかり忘れてた、ちゃんと今度埋め合わせするから」
「ふぅ〜ん・・・埋め合わせね。じゃあ、次の休みの日うちに来てね。美味しい物作ってあげるから」
「へ?う、うん分かった。(やな予感)」
「それじゃあね〜〜」
よし、彼の好きなあれを作ってあげよう
手出しはさせないわよ(にっこり)
「おい、〜」
「ん、なあに 薫くん?」
「頼む、俺に作らせてよぉ」
「駄目!!罰です(きっぱり)」
「う・・・・・」
本日のメニューはお手製のカレーライス♪
今日だけは絶対に手出しさせないわよっっ!
〜TEA TIME〜
以前のキリリク作品。
当時はあれほどまでにカレー通だったとはつゆ知らず。