ふっと時計に目をやるともう夜の11時をまわってる
もうそろそろかしら?
と、思ってると
ピンポーン
あ、帰ってきた!
50本にも渡るロングツアーが昨日無事に終了
「終わったらすぐのところに行くから・・・」
ってこの間、彼からの電話
4ヶ月間、仕事とはいえとても寂しかったし
あえる日をとても楽しみにしていた
「おかえり・・・って、うわっ(汗)」
「ただいま」
玄関を開け、荷物を足元に置くと同時に陽一にぎゅっと抱きしめられる
驚く中、私も彼の背中に手をまわし
彼が消えてしまわないように強く抱きしめる
「うん・・おかえり。お疲れ様」
「やっとのところに帰ってこれた」
「ここじゃ ゆっくり出来ないよ、あがってあがって!」
私はちょっと照れながら陽一の背中を押す
彼のお気に入りのソファーに座りミネラルウォーターを飲みながら
お土産話で盛り上がっていた
「そうそう、今日から1週間はオフだから」
「え!?本当に!」
「うん、だからゆっくりと過ごせるよ」
「ホント?!凄い嬉しい」
私もオレンジジュースの入ったグラスを持ちながら
陽一の隣に座り、肩に頭を預ける
「どこか行きたい所とかある?」
「う〜ん・・・・海に行きたいな」
「海?」
「うん、明け方の海が好きなんだ」
「そうか、明け方じゃ今から行かないとな」
「でも、陽一疲れてるでしょ?だから明日の夜から行かない?」
「いいよ、じゃあ明日車で行こう」
「決定ね」
二人でどこか出かけるのなんて久しぶり
喜んでいる私を見て陽一はクスッと笑う
そしてそんな私の頭を優しく抱き寄せて
「それじゃあ、今夜はゆっくり過ごす時間はあるんだよね?」
やさしく耳元でそう囁くからドキドキしてしまう
「・・・・・うん・・」
耳元から首筋へ唇でそっとなぞってゆく
その度に体に火がついてゆくのが自分でも分かる
そんな様子に気がついたのか
「ん?どうしたの?」
「・・・・・・・・」
意地悪く陽一は私に聞いてくる
きっと私が感じているのわかってて
そのままそっとソファーに私を横たわらせ
お互い引き寄せられるように何度もキスを繰り返す
彼の唇ってすごく柔らかくて温かい
そして陽一の唇は私の耳を甘噛みしながら
シャツのボタンをひとつずつゆっくりとはずしていく
もう全身の力が入らない・・・・・彼にしがみつくので精一杯だった
彼が与えてくれる愛情で今までの寂しさが埋め尽くされてゆく
「4ヶ月間・・・俺もに逢えなくて寂しかった」
「うん、私もね凄く寂しかった」
携帯からメールや電話を1日も欠かさずしてきてくれてたけど
やっぱり実物のあなたに逢えないのが寂しくて、不安で
誰にでも優しいあなただから
だからそんな想いごとあなたの腕の中で
陽一と心も体もひとつになって
あなたが与えてくれる振動のひとつひとつで不安な心を消して欲しい
「?」
「ん?」
「あのさ・・・」
「なぁに、陽一?」
「愛してるよ」
「私も愛してる」
まだ余韻が残るこの場所でお互いにじゃれ合いながら口付けを交わす
不安な心が彼と溶け合った事で消えてなくなっていく
明日は二人で夜明けの海を見に出かけよう
そしていつまでも変わらないあなたへの愛を誓う・・・・
あなたと一緒に
〜TEA BREAK〜
いや・・・これ最初「海」ってタイトルだったんです(爆)
出来上がって一度読んでたら「海行ってないし(汗)」って事でこのタイトル
・・・ま、いいや(投げやり)