「ほら!優ぁ〜こっちこっち」
「ちょっと待てよぉ〜」
「だって、優ゆっくり過ぎ〜(笑)」
『近所の花火大会があるから行こう』ってが誘ってきた。
暇だったし、が見たいって言ってるしなぁ・・・。
たまには彼女のわがままに付き合うのも悪くないかな?
混雑してて見づらいかなって思いながら歩いてると結構穴場らしく人はほとんどいない・・・
花火が結構いいアングルで見れそうだな。
「すごいじゃん。この場所、が見つけたの?」
「ううん、友達が小さい時からここでよく花火大会見てたんだって
で、私が行くって話ししたら『ここにいってごらん、いい位置で見れるよ』って
教えてくれたの」
「へぇ・・ってここ座れば?」
と、自分の隣にを誘う。
「うん。座る」
夜空に咲く大輪の花をそっとふたり寄り添いながら眺めていた。
「きれいだね・・・」
「こうやって、ゆっくり花火見るのって久しぶりだよ」
「そうなんだ、イベント会場の近くでとかはないの?」
「う〜ん・・・あると思うけどね。他の仕事とか入ってるからなかなかね」
そういうと優はそっと微笑む。
その薄暗いなかで見る優の顔がとても色っぽく見えてドキッとしてしまった。
「ん?、どしたの??」
「ううん、何でもないよ。ただね、優の顔を見てて色っぽいな〜って思ったの」
そう言うと優はまた笑いながら持っていたペットボトルをグイッと口に流し込んだ。
もう・・・私だってのど渇いてるんだから『飲む?』の一言くらい・・・・
「ねぇ。水飲む?」
「うん、すっごく喉が乾いてたんだ〜」
というと、ペットボトルは私に渡されずそのまま彼が飲んでしまった(汗)
「ちょっと〜!くれるんじゃなかっ・・・・!?・・」
いきなり、俺はをグイッと抱き寄せキスをし、そのまま口移しにへ水を注ぎ込む・・・・。
突然のことで驚いたかな?
「・・・・・・(真っ赤)」
「ん?ビックリした?」
「うん」
あらま、・・耳まで真っ赤だ(笑)
「何がおかしいのよ(怒)」
「だって、可愛いんだもん」
「・・・・・・・」
「またしばらくさ・・仕事で会う機会が少なくなっちゃうけど」
「・・・うん・・・」
「やっぱ、寂しいよね?」
「うん、寂しいよ。だけど・・・」
「だけど?」
「だけど、優のこと大好きだから待ってられるよ」
「ありがと。またさ時間できたら花火見に行こうよ」
「うん!」
さっきとはうって変わって花火よりきれいな君の笑顔。
もう誰にも渡したくない・・・。
また次も2人で一緒に見に行こう。

