今日は前から約束していたお月見
彼も仕事が思っていたよりも早く終わったので
一緒に準備を手伝ってくれている。
「薫くん、このおだんご出来たから向こうに持って行ってくれる?」
「いいよ〜、あとは何か手伝うことないの?」
帰ってくる前にほとんど下ごしらえはしてあったしなぁ
あとは熱燗を用意すればいいし・・・
「ないなぁ、そしたら薫くん先に浴衣に着替えてて」
「はいはい」
「私もお供え物とお花を供えてから・・・っと」
彼がいそいそと着替えをしてるときに全てを済ませ
自分も浴衣に着替え始める
夜になると気温がぐっと低くなってきているこの時期
部屋の電気を間接照明だけにして綺麗な月を見ながら一緒にお酒を飲む。
日常からちょっとだけ抜け出して
ゆっくりあなととすごす時間。
たいした話もなくても、一緒にいるだけで得られる安心感が
心を暖かくしてくれる
「ん〜なんかいいなぁ、最近またバタバタしてるからね」
「そっかぁ、なんだか忙しないもんね」
「そうそう。だからこんな時間の流れもたまにないと体がもたないよ」
・・・・そう、あなたは笑って言う。
本当に最近の薫くんもそうだけど、皆大変そうだもんなぁ
倒れないか心配だよ。
ほろ酔い加減でいい気分になった時
ふっと肩に軽い重みが・・・・・
横を見ると薫くんが私の肩に頭を乗せた
こうしてゆっくり流れる時間の中で
綺麗な月を見ながら大好きなあなたと月見酒
こんな時間もたまにはいいでしょ?
